TOPへ  >   戻る

レンゲ日記


レンゲ日記のこえ

挿し木}霊舞年。
根元の根の様子のちょっとした工夫や、曲付けにも注目していただきたい。
イボタは太りやすいため、細い曲付けでは後にその曲が消えてしまう。
それよりも、根元の根を特長ある状態にしておいたり(ゴツゴツ飛び出していても後に味になる)、足元の変化くらいで充分である。
イボタの小品はどうしても、ちまちまとまとまった模様樹になりやすい。
飽きのこない様々な樹形(独想的でよい。
例えば太幹でガクリと折れ曲がるような、誰にも真似のできないような樹形も面白い)を構想していただくと楽しいだろう。
畑上げ後5年。
16㎝。
太幹の模様樹。
その枝の様子。
鋏作りの感じがよく出ていて、趣味家向き。
枝の切り戻し方、枝の出し方、二岐に残す部分とギクギクと折れ曲がる1本残しの部分など、参考にしていただきたい。
鋏の入れ方ひとつで全く印象が異ってくる。
取り木のイボタは取り木も挿し木も簡単。
日当たりよく作り、水も肥料も好む。
取り木は5~6月ごろが適期。
暖地では3月ごろからでも可能。
目的の位置に線をつけ、その下を幹の径の幅くらいに環状剥皮する。
ナイフで少し削り込むくらいが安全。
切り口には水苔がバーミキュライトを。
イボタはそれ自体地味なものである。
表現は難しいが、鉢の面白さや樹形の変化なども、長く楽しむためのポイントといえるだろう。


お好み  TOPへ > 戻る
inserted by FC2 system