TOPへ  >   戻る

レンゲ日記


レンゲ日記のこえ

北海道に本格的な春を告げる花といえば、紅、薄紫、紫、白色と、それぞれの樹の花序に多くの花が群がって咲く芳香の強いライラック。
北国の人達には親しまれている花木ですが、元はヨーロッパ生まれの花木です。
ボンサイ界でも、この仲間の矮性種を通称ヒメライラックと呼んでボンサイ仕立てされていますが、いずれの品種を指しているのか、定かではありません。
ボンサイ仕立てに向く特性、 ボンサイに仕立てられている種類は、ライラックのなかでも矮性の早咲き種がほとんどで、庭木用のライラックは作られていません。
過去に筆者も栽培してみましたが、高木性のためかボンサイでボンサイ仕立てにすると花つきが悪く、花がついても花房が大きいので、垂れ下がって樹形とのバランスが取れない欠点があります。
その点ではヒメライラックと称する品種は、樹勢が強いので切り込んでも芽吹きがよいです。
もともと丈も小さくて花つきもよし、さらに薄紫色の花は芳香を放ってくれるので、是非とも棚に一鉢は欲しい樹種です。
種木の入手法、 花時期になると園芸売店で販売されているので、それを求めれば種木が得られます。
通常販売されている苗は、3~4年生の挿し木苗の寄せ植えがほとんどです。
園芸用のボンサイですから、即ボンサイの素材になるような樹は望めません。
お好みへTOPへ  >   戻る
inserted by FC2 system