ムベ アケビ科の常緑つる植物。 アケビに似ていますが、いくつかの性質が違います。 ムベは常緑で花も白色、実は開裂せず、最後まで長楕円形の果実のままです。 ある程度の樹齢となり、うちわ状に広がる葉が5~6枚となると花が咲くといわれています。 花が咲けば実がとまるのは比較的容易ですが、やはり樹勢をつけ充実した枝に成らせるのが基本です。 実は当年の新梢の腋芽や鱗片の腋に花芽分化し翌春5月頃花穂を臨し、実となります。 したがって、つる状に伸長する枝に実が付くことはありません。 他の実もの樹のように、徒長枝の側芽や短くとまった充実した短枝に花芽分化するわけです。 剪定はしたがって、走らせた枝を2~3節残し切りつめます。 節間が長くなりがちな樹種ですが、樹勢をつけれぱ深く切り込んでも萌芽します。 ただし、目的の節に芽吹かないこともありますので、1~2節余分に残して切り戻すこともあります。 |